どんな病気なの?
性行為による感染もありますが、もともと体内にある菌(皮膚、口腔内、直腸などの常在菌)が原因で症状が出る「自己感染」もあります。出産時の「産道感染」もあります。男性に症状が出ることは少ないと言われています。カンジダ菌は口腔内に存在するとも言われています。免疫力の低下などにより、幼児でも口腔カンジダ症やカンジダ性口内炎を起こすことがあります。
女性は膣と外陰部に同時に症状が現れることが多く、 外陰膣カンジダ症(外陰炎参照)といわれます。風邪、疲労、ストレスなどで免疫力が低下したり、ステロイド剤、抗生物質の乱用や妊娠などで症状が出ることがあります。少数ですが、再発を繰り返す場合もあります。
男性は、性器にカンジダ菌を保有していても症状がほとんど出ません。包茎、糖尿病、ステロイド剤の投与などが原因で、症状が出ることもあります。
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女性に多い
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カンジダ属の真菌(カビの一種)
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もともと多くの人が体内に持っている菌